ピア21通信

商店街紹介

しほろの魅力と食材満点!
道の駅の本格派レストラン
「にじいろ食堂」

剣先スコップがプレートになった「剣先ステーキ」

今回は士幌町の玄関口である道の駅ピア21しほろのレストラン「にじいろ食堂」。

4年前に移転リニューアルオープンした道の駅は、牛舎をモチーフにした外観。木を貴重とした広々とした店内は道の駅とは思えない雰囲気。

実食

さっそく料理を。今回は日替わりメニューをいただきます。

しほろ牛の山かけ丼

フィレ肉の味わいと食感、卵のまろやかさ、わさび醤油の味付け、レタスのシャキシャキ感、チコリーの苦味、とろろのほか揚げた長芋とフライドポテトと混ぜることで味わいの深さ、一体感を感じられます。士幌の食材がふんだんに使われたどんぶりは、まさに士幌を味わう一品です。

料理を楽しんだところで、にじいろ食堂の魅力に迫るべく、料理長の宮崎純さんにお話を伺いました。

しほろの食材をふんだんに

―にじいろ食堂という名前に何か由来はありますか?

宮崎さん

にじいろ食堂の名前はオープン前に行った町内の方々への公募で決まりました。国道241号線沿いであることから「2・に」「4・じ」「1・い」「道路・ろ」と名づけられました。

―まちのひとと一緒にお店をつくろうという思いがこもっているんですね。
 にじいろ食堂はどんなところに特色がありますか?

宮崎さん

地元の農家、夢想農園がプロデュースをしているレストランなので料理に使われる野菜は農園から直接仕入れています。道の駅には、生産者の方々が直接お野菜を出荷して販売もしているので、地元で採れたものをにじいろ食堂の料理に使わせていただいています。新鮮で旬で種類豊富な野菜のおかげで料理のバリエーションに幅も生まれますし、生産者の顔も見えるので料理をやっていて嬉しいし楽しいですね。

―にじいろ食堂で提供する料理全てに共通するこだわりはありますか?

宮崎さん

なるべく手作りにして、無添加を目標にやっています。お店の出汁は毎日取ります。他に麺つゆのかえしも手作り、ローストビーフや生姜焼きのタレ、ドレッシングのもうちのお店で作っています。流石に全てのものを添加物のない食事は難しいですが、自然な味わいや美味しさのためにも手作りすることで無添加に近づけるようにと思って日々料理と向き合っています。

―にじいろ食堂だからこそできる挑戦だったり、宮崎さんだからこそできる試みはありますか?

宮崎さん

日替わりパスタですかね。これまで、山形のイタリアンレストラン「アルケッチャーノ」や、イタリア、帰国した後はパスタ専門店で修行を積んできました。改めて自分らしい料理って何かなって考えた時、パスタだなって。まだ始めたばかりですが、今のところ被ったメニューにはしていないです。目指すは365日違うパスタをつくることですね。いろんなことにチャレンジさせてもらって、なかなか他のお店じゃ難しいことでもやれる環境ですね。そういうところがにじいろ食堂らしさかなと思います。

―にじいろ食堂をこんな場所にしたいというような思いはありますか?

宮崎さん

観光の人はもちろんですが、地元の人にたくさん使ってもらいたいです。日常から特別な時までいろんなシーンで使えるような楽しい空間づくりの一つの要素として料理があると思っています。普段使いで、仕事の人、知人の人と、家族の人と気軽に入ってもらえる食堂でありたいですね。

取材を終えて

剣先スコップがプレートになった「剣先ステーキ」、季節の食材を使用した日替わりパスタ、本格ナポリピッツァといったイタリアンも味わえる他、手軽な食事と定食メニューもある料理の幅広さ。日常使いから特別なシーンまで利用しやすい、十人十色ならぬ七人七色な“にじいろ食堂“は士幌の長年愛される場所になっていくのではないでしょうか。道の駅ピア21しほろにお立ち寄りの際にはぜひ足をお運びください。



〒080-1200 北海道河東郡士幌町士幌西1線134番地