十勝平野を一望する。
「ヌプカの里」
自然豊かな坂道を車で走ること約20分、士幌町の市街からは想像もできないほどに雄大な景色が広がる士幌高原ヌプカの里。まずはその素敵な景色をご紹介します。
早朝の条件が整った時にしか現れない雲海。早起きをしたものだけがこの景色を独り占めできるのです。多くのキャンパーたちがこの景色を見たいがために早起きするそう。
次に施設の階段を上ると、望遠鏡から見える景色をご紹介。
(なんと、この望遠鏡、無料で使うことができます…!)
この日はというと、、
無事に晴れて、広大な十勝平野を望むことができました。こう見るとやっぱり十勝平野は広い…!オフシーズンの冬でもこの景色ってことは…夏に行きたくなりますね。
本当に条件がそろった時にはジュエリーアイスで有名な大津の海まで見えるそうです。その確率はというと…
13年近くこの施設を管理する総支配人の中村さんも一度しか見たことがないほどだそうです。レアすぎます。(笑)
秋には鮮やかに色づいた木々と牧草地帯のコントラストが楽しめます。
休日には家族連れも多く訪れるヌプカの里。子どもたちに人気なのが、この雄大な景色の中で遊べるアスレチックです。
実際に遊んでみました。
大パノラマの中で遊ぶのは気持ちいい!!
冬はおすすめしません…(笑)
散々遊んだところで、この施設を10年以上管理、運営している、総支配人の中村さんにお話を伺いました。
総支配人さんへインタビュー
―ここはどのくらいお客さんが来るんですか?
年間1万人くらいかな。ほんとに景色だけ見て帰る人とかは数えられてないからなんとも言えないけどね。
―どんなお客さんが多いんですか?
SNS見て来たって人とかもいる。結構バイクに乗ってくる人も多いかもね。外に置いてある椅子に座って景色を見ながら、ソフトクリームを食べるっていう使い方をしてくれる人が多いね。
この景色があるからそれで十分。それだけの財産があるってことだね。
―子連れの家族も多そうですね。
子連れなんかには遊具があるからってことで結構人気だよ。大人たちが施設の方で休んでる間に子どもたちが遊具の方で遊ぶみたいな。(笑)あとは町内のお客さんだと団体が多いよ。花見とか焼肉とか。
―たしかに、ヌプカって観光客だけじゃなくて、地元の人が常会の焼肉とかで利用する施設っていう印象も強いです。
そうだね。送迎のバス運行をやってるのも大きいかもね。
―中村さんはこのあたりの風景をSNSとかであげてるのをよく見かけますけど、その中でも水芭蕉の投稿が好きです。
水芭蕉園は気温にもよるけど、4月20日くらいからGW明けくらいが見頃だね。遊歩道もあるし、人が老若男女問わず人が来てるっていう印象があるね。
―ヌプカの話に戻りますけど、キャンプ場もやってるんですよね。
うん。キャンパーも多いね。最近増えてきたっていう感じかな。ここは朝の風が強いから気を付けてね(笑)風弱い日がおすすめかな。コテージもあるから風強い日はそっちに泊まるのもいいかもね。
―中村さんなりのヌプカの里の楽しみ方を教えてください!
俺なりの楽しみ方とかはないけど、士幌の観光スポットがうまく繋がってほしいなっていうのはあるね。ピアしほろと緑風とうち(ヌプカの里)の3つがうまく連携取り合って、士幌の観光や士幌町そのものを盛り上げていければいいなっていうのはずっと思ってる。なかなか難しいけどね。(笑)
取材を終えて
中村さんが「士幌の財産」と語るように、ヌプカの里は町民にとって大切な場所。そんな大切な財産を活かしながら、士幌の観光やまちづくりを町民みんなで考えていくことが大事なのかもしれません。
中村さん、取材をさせていただきありがとうございました!